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20日に切断事故が発生したアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」は、7月14日までに復旧工事が完了し、APGを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧する見通しだという。
切断事故により、特に利用者の多い時間帯におけるベトナム中部各省から海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。通信事業者は一部の接続をベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」に切り替えて対応している。
2016年に運用が開始されたAPGは、総延長約1万0400km、総設計容量54.8Tbps。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールで、故障原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートに敷設されている。
APGには、◇NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com、東京都千代田区)、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)、◇ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、◇ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)、◇CMCテレコム(CMC Telecom)などが出資している。