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ホーチミン市交通運輸局はこのほど、バイクが歩道に乗り上げることを防ぐため、1区のパスツール(Pasteur)通りやリートゥチョン(Ly Tu Trong)通り、グエンビンキエム(Nguyen Binh Khiem)通りなど一部の通りの歩道にバイク進入防止柵を設置した。しかし、同区人民委員会はこれを「不適切」として、撤去するよう同局に抗議している。
この背景には、「視覚障害者にとって危険」、「車椅子の人にとって不便」、「ぶつかって転倒してしまう」など、柵が設置されてから市民より苦情が寄せられていることがある。
柵は1か所に3つ設置され、隙間をぬって通行する形になっている。しかし、柵が設置された後も、バイクが歩道脇の芝生に乗り上げたり、柵の間をすり抜けて歩道を走行したりする状況が続いており、問題視されている。
なお、2016年8月1日施行の道路及び鉄道交通に関する行政処罰を定めた政令第46号/2016/ND-CPでは、歩道を走行するバイクに対して30万~40万VND(約1500~2000円)、自動車に対して80万~120万VND(約4000~6000円)の罰金を科すとしている。