(C) P.L., giaoduc.net.vn 写真の拡大. |
ホーチミン市のディン・ラ・タン党委書記と交通運輸局及び関連機関は13日、同市の渋滞状況と緩和策について協議を行った。
同市交通運輸局は協議で、同市の中心部やタンソンニャット国際空港、カットライ港へ続く道路をはじめとした同市の動脈での交通渋滞が深刻化しており、11月中には大きな渋滞が27件発生したと報告した上で、10の渋滞緩和策を提案した。
具体的には、◇駐車場の増設、◇交通運輸局の職員増員、◇バス高速輸送システム(Bus rapid transit=BRT)への優先的な資金拠出、◇急務とされる第2環状道路工事の請負業者選定の許可に関する首相への提議、◇市内道路交通と空港における交通機関の連結、◇カットライ港における交通安全の確保のための組織設立、◇2018年からの排気ガス検査実施の提議など。
これに対し、タン党委書記は11月中の大きな渋滞発生件数の確実性を問うと同時に、実態究明がされて初めて渋滞の根本的な原因と緩和策を考究することができると指摘した。タン党委書記はこのほかに、少額の予算で渋滞を緩和させる策としてタンソンニャット国際空港において価格の安い深夜便の増便を提案した。
南部空港局によると、タンソンニャット国際空港における2016年の輸送旅客数は前年比+550万人増の3200万人で、2017年の輸送旅客数は4000万人達すると見込まれている。このうち、2017年のテト(旧正月)だけで1000万人に上る見通しだ。
今回の協議を受けて、ベトナム高速道路開発総公社(VEC)は今後、同市2区アンフー街区の渋滞緩和を目的とした、同市~ロンタイン(東南部地方ドンナイ省)~ザウザイ(同)を通る高速道路の4km区間におけるバイク通行の許可案について交通運輸省に報告する予定。