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ホーチミン市6区人民委員会は3日、同区の中華街チョロン地区にあるビンタイ市場(Cho Binn Tay)を全面改修するため、15日から1年間閉鎖することを発表した。
同市場の閉鎖中は、同区第2街区タップムオイ通りの一角に建設された仮設市場(8月上旬着工、10月26日竣工)で1077店舗が毎日6時~19時まで営業する予定。既に95%の売り場が各店に割り当てられ10日に商品が搬入されるとのこと。仮設市場周辺の交通や排水溝の配置等は同区人民委員会と交通運輸局、排水会社が協議し決定する。
同市場は中華系商人のクアック・ダムによって1928年に建設された同市で最古の卸売市場で、1991年に一度改築されている。同市文化スポーツ局遺跡保存センターは2015年末に、同市場を都市級芸術建築遺跡に認定する案を同市人民委員会に提出している。
今回の全面改修では、元の建築を維持しつつ老朽した屋根や垂木、壁や床を改修するほか、警備員室や公衆トイレ、発電室等が新たに整備される。