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ホーチミン市在住の女性2人が、蚊の媒介を主な感染源とする「ジカウイルス(Zika virus)」に新たに感染していたことが明らかになった。これにより、国内で感染が確認されたのは7人、ベトナム滞在後に他国で感染が確認された外国人を含めると10人となる。
新たに感染が確認されたのは、ホーチミン市2区在住の22歳の女性と、同市12区在住の43歳の女性。いずれも発疹や発熱、関節痛、筋肉痛、結膜炎などの症状が出ていたが、現在の容態は安定しており、自宅で経過観察中だという。
保健省は、引き続き予防策を講じると共に、特に妊婦及び妊娠を計画している女性に対して感染予防を呼びかけている。
今回の女性2人のほか、現在までに国内で感染が確認されたのは、◇南中部沿岸地方カインホア省在住の女性(64歳)、◇ホーチミン市2区在住の女性(33歳)、◇南中部沿岸地方フーイエン省在住の男性(27歳)、◇東南部地方ビンズオン省の女性(27歳)、◇ホーチミン市9区在住の女性(28人)。
このほか、ホーチミン市及び南中部高原地方ラムドン省、カインホア省、南中部沿岸地地方ビントゥアン省を訪れたオーストラリア人と、ホーチミン市2区在住のドイツ人女性、メコンデルタ地方チャビン省を訪れた台湾人男性もそれぞれベトナム国内でジカ熱に感染したとみられている。いずれもベトナム滞在後に他国で感染が確認された。