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台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が4月に北中部地方ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省の沿岸一帯で引き起こした魚の大量死事故を受けて、グエン・スアン・フック首相は同事故で影響を受けた省民の生活及び職業の安定化に向けて指導委員会を発足した。
同委員会は、政府官房、資源環境省、労働傷病兵社会省、財政省、科学技術省、保健省、商工省、文化スポーツ観光省、司法省、計画投資省、情報通信省、公安省、ベトナム科学技術研究所の各機関の代表者、並びに影響を受けた4省の人民委員会主席から成り、チュオン・ホア・ビン副首相が委員長を務める。
同委員会は、魚大量死事故で影響を受けた省民の生活・職業の安定化に向けた支援策を自発的に策定し、支援策の実施状況を監視・推進する。農業農村開発省傘下の機関として位置づけられ、目的達成後に解散する。活動の一環として、農業農村開発省は被害の調査、損害賠償、被害克服、生産回復、省民の転職などを実施する作業部会を発足する見通し。