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ハノイ市の国家葬儀場で30日、海上警察の航空機「CASA-212型機」(機体番号8983)に搭乗し任務遂行中の墜落事故で死亡したベトナム人民空軍第954航空旅団の操縦士と軍人計9人の葬儀が営まれた。葬儀にはグエン・フー・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グエン・スアン・フック首相、グエン・ティ・キム・ガン国会議長など要人が多数参列した。
チョン書記長は「第954航空旅団の軍人らが、墜落機を捜索する任務の遂行中に事故に遭い死亡したことは非常に残念だ。党、国、軍、国民は、いつまでも彼らの尊い犠牲を忘れない。犠牲者の家族と所属機関に対し、深い哀悼の意を表するとともに、心からのお見舞いを申し上げる」と追悼の言葉を述べた。クアン国家主席やフック首相も、同様に哀悼の意を表した。
「CASA-212型機」は6月16日、紅河デルタ地方ハイフォン市のトンキン湾の海域を飛行中に墜落した。同機は、同月14日に北中部地方ゲアン省マット島付近に墜落した空軍戦闘機「Su-30MK2型機」(機体番号8585)の捜索に向かっていた。「Su-30MK2型機」の墜落では、操縦士1人が死亡した。
国防省は犠牲になった軍人らの地位を昇格させることを決めた。またフック首相は「CASA-212型機」と「Su-30MK2型機」の墜落で殉死した10人を烈士として認定した。