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ホーチミン市人民委員会のチャン・ビン・トゥエン副主席はこのほど、化学品の販売で知られる5区のキムビエン市場の移転先となる「化学品販売センター」建設案を早急に作成するよう、市商工局に指示した。民間資本で建設するよう求めている。
商工局は、住宅地から離れたビンタン区のある場所を建設候補地とし、投資主にはサイゴン商業総公社(サトラ=Satra)を予定しているとの情報があるが、投資主は変更される可能性が高い。
商工局によると、同市には化学品を輸出入・販売する組織や個人の業者が約600あり、5区には112業者(企業76、個人36)が集中する。特にキムビエン市場とその周辺に多い。市はこれらの業者に対する検査を強化し、違反を繰り返す業者には営業許可を取り消す方針を打ち出している。
「死神市場」の別名もあるキムビエン市場の移転については、市党委員会のディン・ラ・タン書記が5月20日の5区党委員会との会合で、国営企業に移転事業を任せればいつ完了するか分からないと指摘。事業を早く進めるために、移転場所の情報を公開し、入札にかけるよう商工局に指示している。