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ホーチミン市を流れるニエウロック・ティゲー運河で17日に魚が大量死した現象で、同市都市環境有限会社は船54隻及び作業員250人を動員し、18日午前までに70t近くの魚の死骸を回収した。
作業は同日正午にほぼ完了した。魚の死骸は同市ビンチャイン郡にあるダーフオックごみ処理場で処分される。当局は魚の死骸の回収・処分と合わせて、溶存酸素量の増加と水質汚染の低減のために有機微生物を培地したゼオライト(沸石)5tを運河に散布する。
同市農業農村開発局は、魚が大量死した原因について、「前日の豪雨で下水道や住宅地からの汚水が運河に流れ込んだため」と発表した。同運河の水質が正常に戻り次第、改めて魚を放つ予定だという。
ニエウロック・ティゲー運河は、タンビン区~フーニュアン区~3区~ビンタイン区~1区を流れる全長8.7kmの運河。以前は市内で最も汚染がひどく「悪臭の漂う運河」とも呼ばれていたが、10年間に及ぶ浚渫や両岸の植樹などの改修プロジェクトが2011年末に完了し、水質も改善され、魚も生息するようになっている。