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ホーチミン市都市鉄道管理委員会のレ・カック・フイン副委員長は2日、同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のバーソン駅を建設するため、1区のトンドゥックタン通りの街路樹16本をゴーバップ区にあるザーディン公園に移転する作業を11日から開始すると発表した。
移転作業期間中、トンドゥックタン通りは通行止めになり、この地域への電気や水道の供給が停止される。フイン副委員長は、街路樹のカヤは大きな木が多く、地上の電線や地下に埋設された水道管などに影響が及ぶためと説明。停電や断水の期間については、作業前に管理委員会から具体的に知らせるとしている。
16本の街路樹のうち2本は直径が1.4mと1.7mの巨木で、移転にはそれぞれ10日間かかり、全体では1か月以上にわたる見込みだ。
同市交通運輸局のチャン・クアン・ラム副局長は、街路樹を伐採するのではなく移転することになったのは、同市共産党委員会と同市人民委員会の幹部の決断によるものと明らかにした。伐採を検討するのは、科学者らが不可抗力と判断し、世論の合意を得られた場合に限るという。