(C) vnexpress, 事故現場 写真の拡大. |
(C) vnexpress, 事故直後のビン容疑者 写真の拡大 |
ハノイ市ロンビエン区で2月29日午前7時半頃、暴走した自動車が歩道に突っ込み、通行人3人が死亡する事故が発生した。事故発生直後、車を運転していた男性と後部座席に座っていた女性は現場から逃走した。
死亡したのはチャン・ベト・ティエンさん(男性・64歳)、チャン・ザー・ハンちゃん(女性・6歳)、グエン・ティ・チュックさん(女性・55歳)の3人で、いずれも同区に住んでいた。ティエンさんは孫娘のハンちゃんを学校に連れて行くところだった。現場では、近隣民家の複数の防犯カメラが事故の瞬間を捉えていた。
目撃者によると、事故を起こした車は、別の自動車と衝突して暴走し、ティエンさんとハンちゃんが乗ったバイクと歩いていたチュックさんを跳ね飛ばした。そのまま歩道に乗り上げて、停車していたバイク2台に突っ込み、民家の柵に衝突してようやく停止した。この事故で、ティエンさんとチュックさんは即死、ハンちゃんは重傷を負い、病院に救急搬送される途中で死亡が確認された。
警察の調べによると、車を運転していたのは同区在住のグエン・クアン・ビン容疑者(男・39歳)。同容疑者は同日14時ごろに同区警察へ出頭した。供述によると、同容疑者は自動車修理工場の作業員で、事故車は客が修理を依頼したものだった。運転中にブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こしたといい、無免許運転だったことも明らかになっている。
警察は、同容疑者の供述に矛盾した点があるとして、裏付け捜査を進めている。