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各国政府の情報公開状況を調査する非政府組織(NGO)のインターナショナル・バジェット・パートナーシップ(International Budget Partnership=IBP)が発表した「予算公開指数(Open Budget Index=OBI)」2015年版によると、ベトナムは100ポイント満点中18ポイントで、前回(2012年)調査の19ポイントから1ポイント低下した。これは、政府が国民に対して国家予算などの情報を十分に公開していないことを示す。
ベトナムの18ポイントは、調査対象となった世界102か国・地域の平均の45ポイントを大きく下回っている。中国(14ポイント)、カンボジア(8ポイント)、ミャンマー(2ポイント)よりも高いが、フィリピン(64ポイント)、インドネシア(59ポイント)、マレーシア(46ポイント)、タイ(42ポイント)を大きく下回り、アジア地域においても低い評価となっている。
なお、議会及び監査機関による予算の監査度合いについては、それぞれ61ポイント、75ポイントを獲得した。予算の問題に対する国民の関与度合いでは、42ポイントを獲得し、調査対象国・地域の平均の25ポイントを大きく上回った。