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格安航空ベトジェットエア(Vietjet Air)はこのほど、政府、公安省、交通運輸省、在シンガポール・ベトナム大使館に対し、シンガポールの空港に到着したベトナム人観光客が入国を拒否される事態への対策を要請した。
ベトジェットエアは2014年5月23日にホーチミン市~シンガポール線に就航しており、現在1日2便を運航している。しかし今年上半期だけで、1515人のベトナム人乗客が、明確な理由を示されることなく入国を拒否されているという。
このことはベトナムのイメージを損なうだけではなく、ベトジェットエアに多大な損害を及ぼしている。出国のための待合室使用費として1時間当たり17SGD(シンガポールドル)(約1500円)と、監視人費用として同32SGD(約2820円)を請求されるためで、支払額は上半期だけで45万SGD(約3970万円)に上る。さらに入国拒否者の帰りのチケット代も同社が負担している。
ベトジェットエアは各政府機関に対し、シンガポール入国に関する具体的な規定、または入国が拒否される恐れのある対象者への勧告を出すよう提案した。また、シンガポールの出入国管理当局に対し、入国を拒否する場合の所要時間を短縮して待ち時間を短くすると共に、費用単価を下げるよう申し入れた。