(C) vnexpress |
東南部タイニン省で深刻な医療廃棄物の不法投棄が発見された。63tにも上る量の医療廃棄物は、同省タイニン市にあるレゴックトゥン民間総合病院が投棄したもの。
6月末、同病院の警備員2人が同省チャウタイン郡の住宅地に近い空き地で医療廃棄物を埋めていたところ、同省警察がこれを発見。廃棄物の中には、胎盤やぬぐい液のほか、包帯、脱脂綿、手袋、注射器、注射針、チューブ、血液試験管、医薬品容器など使用済みの医療器具が含まれていた。
警察の取り調べに対し、2人はこれまでにタイニン市2街区及びチャウタイン郡アンビン村で医療廃棄物を不法に埋めたと供述。いずれも警備長の指示だったという。警察が資源環境局と協力して現場を掘り起こしたところ、合わせて約63tもの医療廃棄物が発見された。警察は、これらの廃棄物を処分すると共に、現場の数千m2の範囲で消臭・消毒を行った。
同病院の責任者は、「当院の廃棄物処理場の建設がまだ完了していないため、警備部に対して住宅地から離れた空き地で焼却処分するよう指示した。まさかそのまま埋めるとは思いもよらなかった」と述べた。なお、63tのうち、危険な廃棄物がどの程度含まれているかは明らかになっていない。