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ハノイ市タイホー区のアウコー通りにベトナム文学博物館が開館した。同博物館は、ベトナム文学に関わる資料の収集や保管、研究、展示のほか、ベトナムの文化遺産やベトナム文学の形成・発展過程の紹介といった役割を担う。
ベトナム作家協会傘下の同博物館は、2011年に首相より設立が承認された。敷地面積3600m2、3階建て。
1階はベトナムにおける10世紀から19世紀末までの文学に関する展示、2階はホーチミン賞を受賞した作家の紹介、3階は国家賞を受賞した作家の紹介とベトナム文学協会の各大会に関する展示で、一般の人々にベトナム文学の歴史やベトナムの作家の作品を伝える構成となっている。
2階のホーチミン賞受賞作家の展示では、◇グエン・フイ・トゥオン(Nguyễn Huy Tưởng)、◇ナム・カオ(Nam Cao)、◇トー・ホアイ(Tô Hoài)、◇ゴ・タット・トー(Ngô Tất Tố)、◇グエン・トゥアン(Nguyễn Tuân)らベトナム文学界を代表する作家が紹介されている。
資料や写本、肉筆、道具などの展示のほか、作品の初版本や再版本、作家の写真・音声資料アーカイブ、彫像なども保管・展示されている。これらの情報は、日本の最先端のコンピュータシステムを通じて検索が可能。