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このところホーチミン市の郊外だけではなく、街中でもハブ属の一種である毒ヘビ「グリーンピットバイパー(Green Pit Viper)」が出現している。グリーンピットバイパーは、全身が緑色、尻尾が赤褐色なのが特徴。頭部は三角形をしている。
5区のグエンチャイ通りで22日午後、「ヘビが出た!」と叫び声が上がり騒然となった。男性が尻尾をつかんで道路に叩き付けて殺し、事なきを得た。しばらくすると別の2匹が現れたが、棒で叩かれて下水溝に逃げ込んだ。
中でも12区タインロック街区は、グリーンピットバイパーの出現回数が最も多い。住民らはこの2か月間に、10匹以上を殺し、数十匹を追い払った。省道19号線の路肩には、ヘビの死体があちこちに転がっている。
ホーチミン市115救急センターによると、毎日数人がヘビにかまれて救急搬送されてくるが、急激に増えている訳ではないという。ヘビにかまれた人の治療を行っている市内の病院は、同センターとチョーライ病院の2か所となっている。