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ホーチミン市の駐車禁止の道路を、当局の許可なく勝手に私設駐車場化して駐車料金を徴収する違法行為が横行している。
1区レーバンフー通りは、第2小児病院や在ホーチミン米国総領事館を訪れる人の車が多い。ここでは2つのグループが、1日交代で違法に駐車料金を徴収している。駐車しようとする車を見つけると、場所を指図して駐車させて、運転者に2万~3万VND(約115~172円)を要求する。しかし駐車券を渡すことはない。
5区のチャウバンリエム通り、タンダー通り、マックティエンティック通りにも同様に、違法に駐車させて料金を取る連中がいる。住民らは不満に思いつつも、彼らの用心棒からの復讐を恐れて声を上げる人は誰もいない。
5区都市管理課のファム・ズイ・カン課長によると、違法行為の実行者は特定しており市にも報告済みで、対象者から再び違法な行為はしないとの念書を取っているという。しかし最新の状況は把握しておらず、取り締まりは徹底されていない。
道路の管理は各路線により区と市が分担しており、駐車違反を処分する権限も区と市の警察が分担している。管理体制が複雑なことも、取り締まりを困難にする一因となっているようだ。