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中国との国境に面する東北部クアンニン省モンカイ市のモンカイ国境検問所近くには、古くから数百人もの両替商が集まる「外貨取引市場」がある。
このうち、「第2モンカイ外貨取引市場」は数十年前からあると言われており、1995年には丈夫な屋根も作られて、現在は敷地内の至る所に、管理者と出店契約を結んだ両替商がカウンターを設置している。両替商たちは毎月25万VND(約1400円)の場所代を払って出店しているが、周辺の路上で営業している両替商もたくさんいる。
ここの両替商の多くは女性だ。カウンターには、紙幣計算機と両替用のお金を入れるための鉄製の箱が置かれている。大金の両替を希望する客にも対応できるよう、箱の中にはかなりの現金が入っており、ときには数億VND(数百万円)入っていることもあるという。しかし、この市場には守衛も警察もいないため、安全面では問題がある。
ベトナム国家銀行(中央銀行)外国為替管理局の代表者によると、「外貨取引市場」で営業している両替商は正式な営業許可を取得しているが、殆ど両替証明書を発行していないため、ここ数年はこうした形の両替商に営業許可を与えないようにしている。万が一無許可で営業していた場合は、最大で6億VND(約330万円)の罰金が科せられるという。