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北中部ハティン省キーアイン郡ブンアン経済区で3月25日に発生した台湾フォルモサグループの足場崩落事故に関して、労働安全衛生を規定する刑法第227条に触れた点があるとして、同省警察はこれを刑事事件として立件する方向で捜査を進めている。
捜査にあたり、工事を請け負っていた韓国サムスン物産(Samsung C&T)の社員24人が出国禁止措置を受けている。また、警察は現在、政府認定の送り出し機関ニベルコ(NIBELC)からサムスン物産に派遣されていた労働者に対しても事情聴取を行っている。
同事故は、フォルモサグループが展開する製鉄複合地区案件の一部、ソンズオン深港建設工事現場で高さ30mの足場が崩落し、下敷きとなったベトナム人作業員ら約50人が死傷したもの。死亡した作業員らの遺族に対しては、計4億VND(約220万円)の賠償金と保険金が支払われる見通しだ。