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ベトナム労働総連盟と南中部沿岸地方カインホア省の共産党委員会及び人民委員会は13日、同省カムラム郡カムハイドン村でチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)海戦で戦死したベトナム海軍の兵士64人の慰霊地区建設に向けた定礎式を開催した。
この海戦は、1988年3月14日にベトナムと中国の両海軍がチュオンサ諸島のガックマー岩礁(英名:ジョンソン・サウス礁、中国名:赤瓜礁)で衝突した戦争で、ベトナム側の兵士64人が死亡、11人が重傷を負い、戦艦2隻が沈没した。
ガックマー戦士慰霊地区はカムラン湾沿いの面積2haの敷地に建設される。カインホア省人民委員会のグエン・チエン・タン主席は、この地区は戦士した兵士の遺族やチュオンサ諸島を防衛する兵士の家族らが訪れる場所になると話した。
ベトナム労働総連盟は、2014年3月から慰霊地区建設資金の募金運動を行っているが、この機会に国民に更なる募金を呼び掛けた。式典の最後に約40の団体や企業から合計約200億VND(約1億1400万円)の寄付が発表された。