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北中部クアンチ省ハイラン郡ハイトゥオン村で発生した南北統一鉄道の脱線事故で、11日21時15分ごろまでに事故現場の復旧作業が完了し、丸1日ぶりに南北間の列車の運転が再開された。
同事故は、10日21時41分、ハノイ市発ホーチミン市行きの南北統一鉄道SE5号が同村を南へ向かって走行中、石材を載せたトラックと衝突し脱線したもの。同事故により、列車の運転手(男性・53歳)が即死、乗客2人とトラックの運転手が重傷を負った。
救助隊は、列車事故処理専用の特殊クレーン車2台を含む複数のクレーン車を動員し、脱線した車両と、現場へ輸送される直前に近くで脱線した特殊クレーン車の撤去作業を行った。また、線路の修理も11日夕方ごろに完成している。
鉄道当局の責任者によると、しばらくの間、事故が発生した区間の走行速度を通常の70~80km/hから5km/hへ大幅に制限すると共に、現場の完全復旧に向けて引き続き作業を進めるという。
なお、事故の原因は、トラック運転手が踏切の警報機を無視して線路を横断したためと見られている。