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南中部沿岸地方クアンガイ省の北東部に位置するビンソン郡ビンチャウ村のバーランアン海岸近くで、数百万年前の噴火口の痕跡が発見された。水中考古学の専門家であるグエン・トゥアン・ラム氏によると、噴火口は直径30mほどで、周囲には玄武岩が広がっているという。
クアンガイ省のリーソン島でも、いくつかの噴火の痕跡が発見されている。ラム氏は、ビンチャウ村とリーソン島には同様の地形が見られ、40km2に渡って多くの噴火跡があるとしている。噴火跡の年代は、600万年前から3000年前にまたがっているという。
国家文化遺産評議会の委員であるファム・クオック・クアン博士によると、観察の結果、多くの専門家がビンチャウ村とリーソン島の火山活動から生じた地質構造には、関連性があるとの認識を示した。
2004年10月にはリーソン島アンビン村の海岸近くの海底で、弓状の塊になっている長さ約20mの岩石が発見された。専門家らは、噴火で噴き出した溶岩が海水に接触し、冷えて固まったものとみている。これまでの研究で、リーソン島は数百万年前の火山噴火で形成された島と考えられている。