(C)Saigon times,Van Nam、2種類のごみ箱を配布 写真の拡大. |
ホーチミン市では12月15日から、5つの区(1・3・5・6・ビンタイン)の一部地区でごみの分別収集が試行される予定だ。試行には、3区の300世帯、6区の950世帯、ビンタイン区の100世帯などが参加する。政府予算で有機ごみと無機ごみの2種類のごみ箱を購入し、各世帯に配布する。
市人民委員会のグエン・フウ・ティン副主席は市資源環境局に対し、ごみ収集サービスの民営化実施計画を作成するよう指示した。これによって近い将来、ごみ収集サービスに民間企業や公益サービス企業などが参入する可能性があるが、対象は法人に限られる。
同市では1日当たり1万~1万1000tの固形廃棄物が排出されており、このうち約7500tは生活ごみだ。分別収集に成功すれば、廃棄物の90~95%は再利用が可能で、約70%はエネルギーや堆肥に利用できるとみられている。
同市は1999年から2012年までに、3つのごみ分別収集プロジェクトを実施してきたが、いずれも失敗している。原因は、各世帯のごみ箱からごみ運搬車両、ごみ分類・リサイクル施設に至るまで、適切な投資がなされなかったためと考えられている。