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西北部ディエンビエン省ディエンビエン郡ムオンファン村でこのほど、2013年10月に死去したボー・グエン・ザップ将軍の名を冠した小学校と中学校の建設・改修工事の竣工式が行われた。
ボーグエンザップ小学校は6教室と3事務室が設置された2階建ての建物で、ボーグエンザップ中学校は6教室と10事務室を擁する2階建ての建物となっている。同工事の総工費は100億VND(約5100万円)で、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)が融資したもの。
ザップ将軍は、故ホー・チ・ミン主席の側近としてベトナム人民軍を創設。第1次インドシナ戦争で最高司令官として指揮を執り、1954年のディエンビエンフーの戦いでは武力で勝るフランス軍の要塞を人海戦術を駆使して陥落させ、フランス植民地時代を終結に導いた。ベトナム国民からは「救国の英雄」として尊敬され、西側諸国からは「赤いナポレオン」と呼ばれ恐れられた希代の戦術家だ。
ザップ将軍ゆかりの地に建設された同小・中学校は、ザップ将軍の大きな功績を称えるための工事の1つとなっていた。