(C) nguoilaodong 押収された偽薬物 |
紅河デルタ地方ハイフォン市警察署の社会秩序犯罪防止部(PC45)は10日、偽の薬物を密造・密売した容疑で同市在住のダオ・アイン・ゴック容疑者(男・33歳)と共犯者の男女4人を逮捕し、錠剤の薬物約5000錠及び大量のメタンフェタミン(結晶状の薬物)と見られる証拠品、計1kg分を押収したと発表した。
押収品の成分検査を行った結果、全てが偽の薬物であることが確認された。共犯者の1人の自宅を家宅捜索したところ、薬物の密造に使われたと見られる錠剤機や乾燥機などの機器を発見・押収した。容疑者らは警察の取調べに対し、偽の薬物を密造する際の原料には、石膏や小麦粉、緑豆粉、乳児向け栄養剤粉末、ウコン粉末などを使用していたと供述している。
容疑者らは、ハイフォン市で密造した偽の薬物を空路で堂々と持ち運び、ホーチミン市など他の地方で密売していたとされる。これを購入したホーチミン市の別の犯罪グループの告発により今回逮捕されたグループのメンバーが指名手配されていることが判明し、逮捕に至った。警察はこの偽薬物密造・密売ルートの全容を把握すべく、裏付け捜査を進めている。