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フィリピンで甚大な被害を出し、20日にベトナム北部に上陸した台風9号(アジア名:ラマスーン)による被害は21日までのところ、死者11人、負傷者1人、行方不明者2人に上っている。
また、倒壊した家屋は358軒、屋根が飛ばされた家屋は164軒、浸水した家屋は5902軒となっている。この他、3440ヘクタールの耕作地が冠水。侵食された土砂は約6万4885立方メートルで、これにより北部地方の多数の道路交通が遮断されている。
今回の台風により深刻な被害を受けている北部各省は、西北部ディエンビエン省、同ライチャウ省、同ソンラ省、同イエンバイ省、東北部ランソン省、同トゥエンクアン省、同カオバン省、同バクカン省、同ハザン省、同クアンニン省、同バクザン省など。このうち、最も大きな被害を受けているのはランソン省で、死者5人、浸水した家屋5800軒といった被害が出ている。