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ハノイ市警察はこのほど、同市タインスアン区グイニューコントゥム通り107番地にある食品卸業者ドンヤンノンサ社(DongYangNongSa)の立ち入り検査を実施し、中国で製造されたという正体不明の添加物150キロを押収した。
警察の事情聴取に対し同社の責任者は、賞味期限や製造日などが記載されていないビニール袋に詰められたこれらの添加物を中国から調達し、飲食店などに販売するつもりだったと述べた。
この「魔法の添加物」に豚肉などを漬けると、色や臭い、肉質まで牛肉そっくりに変えることができ、また長時間加熱しても肉の柔らかさを保つことができるが、発がん性があるとされている。
なお、今回の検査で、同社は他にも食品安全衛生の認可を受けていない製品を扱っていたことが明らかになった。警察は消費者に、製造元や賞味期限が不明なものは使用しないよう注意を呼びかけている。