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米国の非営利団体ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)の調査によると、2013年のベトナムにおけるソフトウェアの違法コピー率は81%で、直近の調査(2011年)と変わらなかったという。
今回の調査は、世界34か国の会社員2万2000人及びIT管理者2000人を対象に行ったもの。違法コピーソフトウェアの使用について、回答者の64%が「ハッカーの攻撃を受けること」、59%が「データ紛失の恐れがあること」などをリスクとして挙げている。
BSAによると、違法にコピー・インストールされたソフトウェアの総額は約6億2000万ドル(約630億円)に上るという。
一方、正規のソフトウェアにかかる費用は各企業の諸費用の約5~6%になると試算されている。費用はさほど高くないにも関わらず、正規のソフトウェアの使用率が伸びない背景には、ソフトウェアの違法コピーに対する取締りが徹底されていないという問題がある。2009年から2013年までの5年間に管轄当局が確認できた、違法コピーソフトウェアを使用していた企業は338社のみで、科した罰金総額は35億ドン(約1670万円)程度に留まっている。