(C) tuoitre 裁判の様子 写真の拡大. |
(C) zing 事件現場の様子 写真の拡大 |
トラックの荷台から落ちた大量のビールを盗んだ罪に問われていた男2人の裁判で、東南部ドンナイ省人民裁判所は8日、両被告にそれぞれ禁固6か月の判決を言い渡した。事件が起きた地区の人民委員会が会場となり、多くの地元住民が裁判の傍聴に訪れた。
裁判で被告2人は自らの罪を認め、反省の意を示すと共に、「多くの人々がトラックの周りに群がり散乱したビールを持ち去っていったのを見て、犯罪になるとは少しも思わず、つい自分も手が出てしまった。本当に恥ずべきことだ」と述べた。
起訴状によると、2013年12月4日午後2時ごろ、同省ビエンホア市ビンダー地区にあるタムヒエップ交差点で「タイガービール」1360ケースを載せたトラックが横転し、約1000ケース以上のビールが道路に散乱。被告らはカートを使い約300万ドン(約1万4400円)相当の11ケースを事故現場から持ち去ったとされている。
警察は、事件現場で撮影されたビデオを元に、ビールを盗んだ容疑者らの身元を調べ上げ、今回裁判が行われた2人の他にも十数人を逮捕した。しかしいずれも盗んだビールの総額は刑事事件として立件される程ではなかったため、行政処分のみとなった。