(C)Nguoi lao dong,Minh Anh |
高級食材として料理に使われるアナツバメの巣だが、本物のツバメの巣に盛り付け加工して高値で販売する手法が横行しているようだ。
ホーチミン市8区でツバメの巣加工工場を経営するミン氏は、マレーシアとタイから100グラム当たり500万~600万ドン(約2万3900~2万8700円)で巣を仕入れている。水と油に浸けて汚れを取り除いた後、化学薬品で漂白する。その後、加工の"職人"達がツバメの巣と似た海草や植物などの材料を使って"レース編み"を施して仕上げる。
販売価格は、本物のツバメの巣の割合が70%の場合は100グラム当たり600万ドン(約2万8700円)、50%なら400万ドン(約1万9100円)、20%なら200万ドン(約9570円)。ミン氏は「ツバメの巣は収穫した状態では不潔で見栄えが悪いため、加工工程は必要。どんなものでも盛り付けや染色は行われているはず」と話す。
一方、食材としてのツバメの巣の品質や食品衛生安全性について、検査を実施した公的機関はまだ確認されていない。