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ゲアン省ビン市ギーリエン村を走る国道1号線に1か月程前から交通安全を呼びかけるユニークなモニュメントが登場し、地元住民だけでなく全国でも話題になっている。件のモニュメントだが、事故で大破した自動車をそのまま台座の上に載せるという何とも直球型の交通安全モニュメントだ。
台の高さは約7メートル、台座にはドクロマーク付きで交通安全への警告文が記されている。夜間にも全国のドライバーに安全な運転を心がけてもらえるように、照明設備も付いている。
このモニュメントを立てたのは、同村で鉄骨トタン屋根製造会社を営むグエン・ティエン・ディン氏。同氏によると、他省から大破した車を2000万ドン(約9万7000円)で購入し、諸費用も含めると約1億2000万ドン(約58万円)を投じて、モニュメントを建設した。建設に当たっては、台風が到来しても倒壊しないよう、安全面に考慮した設計を心がけたという。
このモニュメントについて、ゲアン省交通運輸局は、「無認可で立てられたものだが、安全運転に対する意識を高めるのに一役買っているのは事実だ。今後の検査で安全基準を満たしていることが確認されれば、認可を検討する」としている。