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日立グループの研究所で働くベトナム人青年がいる。グエン・スアン・フォンさん(24歳)で、将来はベトナムの交通問題の解決に貢献したいと夢を膨らませている。
フォンさんは子供の頃からコンピューターに親しみ、9歳でプログラミングの全国大会で優勝したのを皮切りに数々の賞を授賞した。高校を卒業すると、シンガポールの大学でITの他、経済や経営学を学んだ。
彼はさらに、米国の名門工科大学の1つとして知られるカーネギーメロン大学の大学院でITを学んだ。同大学のオーストラリア校で学んでいた際、データ マイニングとビジネスインテリジェンスの重要性に気付いたという。
大学院修了後に日立の研究所に就職した。ビッグデータの分析によって、交通とインフラに関する問題のソリューション技術を開発するプロジェクトに携わっている。ベトナムを含む発展途上国で活かすことのできる技術だ。フォンさんは近い将来、ベトナムに戻って祖国のために働きたいと考えている。