ホーチミン市人民評議会は10日、同市人民委員会が提案していた公立病院における医療費の引き上げ案を可決した。これにより、医療費は来年6月1日から段階的に引き上げられることが決定した。
それによると、同市における診察・健康診断・ベッド使用料は、2014年6月1日から保健省および財政省が定める上限額の75%、2015年6月1日から同85%、2016年6月1日から上限額と同等の水準まで引き上げられる。
また、手術費は2014年6月1日から保健省が定める上限額の65%、2015年6月1日から同75%、2016年6月1日から上限額と同等の水準まで引き上げられる見通し。
医療費については、以前より「現在の医療費は18年前に適用されたものであるため、適切な価格ではなくなっている」との指摘が挙がっていた。今回の医療費引き上げにより、病院の設備が充実し、診療の質の向上に繋がると期待されている。