情報通信省とビル&メリンダ・ゲイツ財団(B&MGF)は23日、「ベトナムの公共の場におけるコンピューターおよびインターネットアクセスの普及プロジェクト」の実現に向けて、コンピューター4600台と各設備を全国16省にある公共図書館と郵便局665か所に引き渡した。24日付トゥイチェー紙(電子版)が報じた。
支援対象となるのは、◇東北部バクカン省、◇同カオバン省、◇同ランソン省、◇南中部フーイエン省、◇同カインホア省、◇中部高原地方コントゥム省、◇同ザライ省、◇同ダクラク省、◇同ラムドン省、◇東南部ビントゥアン省、◇同ニントゥアン省、◇メコンデルタ地方バクリエウ省、◇同ハウザン省、◇同カマウ省、◇同ビンロン省、◇同ドンタップ省の16省。
具体的には、◇省レベルの図書館に40台、◇郡レベルの図書館に10台、◇村レベルの図書館および郵便局に5台のコンピューターを設置した。これにより、上記16省の公共図書館と郵便局で、インターネットを無料で利用できる環境が整った。
同プロジェクトでは、貧困層の多い農村部の40省における公共図書館400か所および郵便局1500か所で、ブロードバンド・インターネット接続のコンピューター1万2070台の設置を計画している。
なお、B&MGFは、マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏と妻メリンダ女史によって2000年に創設された世界最大の慈善基金団体。