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2012年1月に右足にできた巨大腫瘍の切除手術に成功した、中部高原地方ラムドン省ダラット市在住の男性グエン・ズイ・ハイさん(33歳)が25日早朝、搬送先の病院で死亡した。25日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ハイさんは4歳のときに右足に腫瘍が発症し、成長と共に腫瘍も肥大した。17歳のときに腫瘍の切除と同時に右足を切断したが、4年後の2001年に腫瘍が再発。その後も腫瘍は肥大し続けた。
国内の病院では治療が困難とされていたところ、米国の腫瘍切除手術の権威、マッケイ・マッキノン博士が手術を引き受け、2012年1月にホーチミン市のFV病院で82キログラムの巨大腫瘍の切除に成功した。ハイさんは順調に回復し、2013年1月には散歩もできるまでになっていた。
ハイさんの家族によると、ハイさんは24日午後1時半ごろから急に手術跡に痛みを訴えて呼吸困難に陥ったという。ラムドン総合病院に救急搬送されたが助からなかった。マッキノン博士は手術後に診察した際、完治させるためには再手術の必要があると話していたが、間に合わなかった。