(C) infonet.vn |
労働傷病兵社会省児童保護養育局の少年(18歳未満)の死亡原因に関する報告によると、自殺が水難事故、交通事故に次いで3番目に多い。少年の自殺は2005年に年間約400人だったが、2010年以降は常に600人程度が自殺している。16日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
児童保護養育局のグエン・チョン・アン副局長は「少年の自殺防止を専門とする政府機関はまだなく、学校の保健システムや病院にも青少年が悩みを相談できる体制が整っていない。一方多くの父兄は、子供の心理に十分注意を向けているとは言い難い」との認識を示した。
心理学の専門家によると、人間の性格は感情的、理性的、中間の3つに分類でき、自殺をしやすいのは感情的な人が多いという。アン副局長は感情的な性格の子供を持つ父兄に対し、子供との距離を縮めて心理の変化の把握に努めるよう勧めている。
ホーチミン市第2小児病院心理科長のタイ・タイン・トゥイ医師は、歌手やアイドルの自殺などの情報が子供の心理に悪影響を及ぼす場合があるとし、父兄は子供をポジティブな考え方に導く必要があると指摘している。