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アダルトDVDを見ることを仕事にしている人達がいる。ホーチミン市文化スポーツ観光局文化品輸出入課の職員でれっきとした公務員だ。問題ありと思われるDVDの内容を検査し、必要な手続きをするのが主な業務だ。29日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
市内のDVD販売店や違法コピーの作業場などで摘発されたDVDの内容をチェック・分類し、その後の処分の根拠とし、必要な場合は警察に送付し刑事処分を要請している。そのほとんどは「アダルトもの」だ。
職員によると「アダルトもの」は、全編男女の絡みだらけの「アダルトビデオ」とストーリーの中に絡みシーンがある「成人映画」の2種類に分けられるという。苦労するのは成人映画の方で、集中していないと見逃す恐れがある。セックスシーンがあっても一概に違反と決め付ける訳ではなく、内容について議論する場合もあるという。
15年以上この仕事に携わっているという男性職員フアンさんは「警察が数十万枚のDVDを摘発して、それを短期間で検査した時が一番つらかった。職員総出で検査したが、目は赤くなる、頭は痛くなるで大変だった」と語った。楽チンな仕事かと思いきや、実際には苦労が多いようだ。