ホーチミン市人材需要予測・労働市場情報センター(FALMI)の2013年年初5か月の統計によると、専門課程を卒業した労働者で転職した人のうち、前職より良い条件の仕事を見つけられた人の割合は僅か30%、自分で仕事を始めた人は20%で、残りの50%は失業中か前職より給与の低い職場に転職していることが明らかになった。29日付サイゴンザイフォン紙(電子版)が報じた。
6月には各大学・短大を卒業する大量の学生たちが労働市場に放出されることになるが、新卒者の状況も厳しいと見られている。企業側は高い専門性や技術を有する「即戦力」を必要としているため、実務経験や技術のない新卒者が自分に合う安定した仕事を見つけるのは困難な状況だ。多くの学生が就職できないか、自分の専門とは異なる分野に就職しなければならないと予測されている。