(C)Ha Noi Moi, 白タク取り締まりの様子 写真の拡大 |
グエン・ティエン・ニャン副首相は16日、交通運輸省に対してベトナムコンピュータ協会と協力し、偽装タクシーや白タクを区別するため、許可されたタクシーに識別チップを搭載する案を研究するよう指示した。17日付ハノイモイが報じた。
ニャン副首相によると、ホーチミン市とハノイ市における各観光地及びタンソンニャット国際空港とノイバイ国際空港では、外国人観光客が「ぼったくりタクシー」の被害に遭うケースが多発している。正規タクシーに識別チップを搭載することにより、偽装タクシーや白タクを簡単に区別できるようになり、迅速な摘発・処分が可能となることが期待される。
国家観光指導委員会によると、ベトナムを訪問した外国人観光客数は、今年第1四半期は増加したものの、全体的には減少傾向にあるという。外国人観光客数の伸び悩みの原因として、◇観光サービス料金の高止まり、◇1次査証(シングルビザ)の発給手数料が今年1月から倍増、◇偽装タクシーや白タクの横行や「ぼったくり」料金などが挙げられる。
一方、国内旅行は好調に増加している。2012年の国内観光客数は前年比+7%の3250万人、2013年第1四半期のは前年同期比+11%増の1230万人となった。また観光収入総額はそれぞれ160兆ドン(約7547億円)、53兆5000億ドン(約2524億円)に達した。