ベトナム資源環境省と日本環境省(MOEJ)、国際連合地域開発センター(UNCRD)は18日~20日、ハノイ市で「アジア3R推進フォーラム第4回会合」を開催し、アジア太平洋31か国の代表200人以上が出席した。18日付ベトナムプラスが報じた。
同会合は、リサイクル(Recycle)・リユーズ(Reuse)・リデュース(Reduce)のいわゆる3Rに関するハイレベルの政策対話の促進と、3R推進に役立つ制度や技術の情報共有等を目的としたもの。今回は「リオ+20(国連持続可能な開発会議)の成果文書『我々が望む未来』を踏まえた今後の3Rの取組」を全体テーマとして議論を行った。
開幕式でグエン・ティエン・ニャン副首相は、MOEJとUNCRDにより 2004年に発足した3R推進フォーラムは環境資源の保護に大きく貢献しているという認識を示すと共に、廃棄物の管理、エネルギー及び資源の効率的な利用方法、気象変動対策などに関する経験を共有する大変良い機会だとして、ベトナムでの開催を歓迎した。
首相により承認されたベトナムの2025年までの廃棄物管理戦略では、2025年までに都市部の全家庭においてゴミ分別システムを導入し、全ての市にリサイクル施設を建設する目標を掲げている。だが、全国ではゴミ収集・処理に不備が数多くあり、非効率的な資源の使用が続いているのが現状である。