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毎週日曜日の朝、ハノイ市中心部にあるホアンキエム湖のディンティエンホアン通り沿いの歩道で、ごみ拾いのボランティアをしているベトナムの若者達5~6人のグループがいる。その中に、一人だけ日本人の中年男性の姿があった。26日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
男性は、石垣ゴム工業(大阪市平野区)の現地法人石垣ゴム・ベトナムのニノミヤ社長。ベトナム勤務は4年になるが、自分が好きなハノイのために何かしたくて、この1年ほどごみ拾いのボランティアを続けているという。「この方法は有益だし、お金もかからない」と話す。
月末の日曜日には参加者がいつもより多く、20~30人に上ることもある。ハノイで働いている日本人の実業家や専門家も多く参加している。ニノミヤ氏は、12月には50人ほどの参加を呼びかけたいとしている。ごみ拾いで使用するビニール袋、ごみばさみ、手袋は氏が用意するという。