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司法省は現在、婚姻家族法の改正を検討しているが、代理出産を認めるかまたは従来通り禁止するかについて意見を聴取している。22日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
ベトナム弁護士協会のファム・クオック・アイン会長によると、現行の法律では代理出産が禁止されているが、子供を切望する多くの夫婦の需要に応える形で実際は代理出産が行われているという。診療・治療に関する行政違反処罰を規定した政令96号(2011年12月15日施行)は、代理出産行為に3000万~4000万ドン(約11万5000~15万3000円)の罰金を科している。
ハノイ法律大学民事法学科の副学科長で婚姻家族法改正案編纂グループのメンバーでもあるグエン・バン・クー博士によると、これまでの討論会などでは代理出産を認めるべきとの意見が多いという。ただし、代理出産を頼む相手は実の姉妹に限るという意見が大半を占めている。
グエン・トゥイ・ヒエン司法次官は、代理出産はデリケートな問題で慎重に検討すべきだとし、「代理出産を認める場合でも、争いが生じた場合の対応を厳密に規定しなければならない」と話している。