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駐韓国ベトナム大使館は7月末、駐韓国ベトナム人会と協力し、韓国西北部の京畿道議政府市(キョンギ道ウィジョンブ市)にベトナム人花嫁向けの韓国語クラスを開講した。同様の取り組みが既に光州市(クァンジュ市)および仁川(インチョン)広域市でも行われており、今回開講したクラスは3番目のクラスとなる。6日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
現在、結婚や仕事、留学などの理由で韓国に滞在しているベトナム人の数は11万6000人に上る。このうち6万5000人が仕事による滞在で、4万7000人が韓国人と結婚したベトナム人女性となっている。こうしたベトナム人女性の多くは地方の貧困層出身の女性達だ。韓国語や韓国の文化を全く知らない状態で異文化に投げ出されるため、トラブルも多い。このような状況下、ベトナム人花嫁向けの韓国語クラスの需要が急速に高まっており、受講希望者が殺到している。
しかし、同プログラムは、企業などの寄付金を原資に運営されており、予算が限られている。韓国語を教えられるベトナム人講師の確保も難しいため、需要に応じて規模を拡大することが難しいという。韓国には、約200か所の多文化家庭支援センターがあり、韓国語や韓国の文化を教える講座を開いているが、講師の殆どが韓国人であるため、韓国語を理解できないベトナム人女性はクラスの受講内容についていけないのが現状だ。