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ホアン・チュン・ハイ副首相は19日、「2025年までのホーチミン市給水計画」を承認した。計画では、水質汚染が深刻化しているドンナイ川およびサイゴン川に代わって、東南部にあるダムの原水を水源として利用することを推進する方針。20日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
具体的には◇ドンナイ省のチアンダム、◇タイニン省のザウティエンダム、◇ビンフオック省のフオックホアダムと各浄水場を結ぶ給水システムを整備する。
現在、◇トゥードゥック浄水場、◇ビンアン浄水場、◇第1タンヒエップ浄水場など、一部の浄水場が両河川を水源として利用している。今後、新たな浄水場が建設された場合、ザウティエンダムとフオックホアダムから1日当たり350万立方メートルの原水を引き入れる予定。さらに、漏水率の軽減に向けてパイプラインの改良も進めていく。
2012年までの同市給水計画向けの費用は総額で約68兆ドン(約2585億円)。この内、15兆ドン(約570億円)は、優先投資案件である◇第3トゥードゥック浄水場案件、◇タンヒエップ浄水場案件(第2期)、◇水供給ネットワーク整備案件の3案件に使用される。
なお、現在の同市における1日当たりの給水量は220万立方メートル。同市の給水量は、2015年に280万立方メートル、2025年には370万立方メートルまで拡大する見通し。