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紅河デルタ地方ハナム省フーリー市のナムカオ公園では、黄壇(壇木の一種、学名:Dalbergia tonkinensis)の木の盗伐を防ぐため、木の根元から約1メートルの高さまで土管状のコンクリートで根元を囲む方法を取っている。しかし、この「コンクリートのズボン」も犯行グループにはあまり効果がないようだ。17日付ベトナムネットが報じた。
同公園の警備員グエン・バー・ドアンさんによると、以前は25本あった黄壇の木が最近になって4本も盗伐されてしまったという。2011年7月に大雨が数日間続いて公園が部分的に冠水した時、一気に3本を伐採されたことがきっかけとなって、根元を囲む方式が採用された。
しかしその後も、犯行グループが囲みを破壊して1本の木を伐採する事件が起きている。警備員が駆けつけたため、グループは切り倒した木をそのままにして逃走したが、彼らの中には武器を持った者もいたという。ドアンさんは「警備員は夜間に1~2人しかいない。懐中電灯と棍棒だけで、武器を持ったグループに対抗することはできない」と話した。