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ホーチミン市人民委員会は23日、市内の各病院の過密状態を解消するためには、2012~2015年期に約15兆7000億ドン(約616億円)の投資が必要とブー・バン・ニン副首相に報告した。市人民委によると、南部の周辺各省市からも大勢の患者が訪れるため、市内の各病院の過密状態に拍車がかかっているという。24日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
この状態を改善するには市の予算だけでは足りないため、市は重点病院案件に対する政府の支援を要請している。具体的には◇小児病院、◇がん・腫瘍病院、◇ファムゴックタック医科大学、の3案件に総額5兆ドン(約196億円)の予算配分を希望している。
医師不足も解決困難な課題だ。ホーチミン市の人口1万人当たりの医師数は8.8人と全国平均の3倍近いが、これでも世界平均を下回っている。市は2015年までにこの数字を15人に引き上げることを目標とする案を作成中という。