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ホーチミン市捜索救助委員会および同市台風洪水防止指揮委員会によると、4月1日にベトナム南部に上陸した季節外れの台風1号(アジア名:パカー)による被害状況は、死者2人、屋根が吹き飛ぶなどの被害家屋は数千軒、更に数百本の倒木が確認されている。2日付VNエスプレスなどが報じた。
ホーチミン市では、同台風により全壊した家屋や屋根が吹き飛ばされた家屋が約500軒、沈没した漁船が11隻、30~50センチメートル程冠水した道路が8か所あった。また、多くの樹木が倒れ、歩行者や車両の通行に支障を及ぼした。この他、東南部のドンナイ省やバリアヴンタウ省、ビンズオン省なども深刻な被害を受けている。
なお、南部気象台は、近年の気候変動の影響により、今後数年間に亘り南部では季節外れの台風が発生し易くなると予想している。