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開発途上国での遺伝子組み換え(GM)作物の普及促進を目指す米国の非営利団体、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)代表のクライブ・ジェームズ博士は、GM作物の全世界での作付面積が2010年の1億4800万ヘクタールから2011年には1億6000万ヘクタールに拡大したとし、ベトナムはこのチャンスを見逃すべきではないと強調した。27日付ノンギエップベトナム紙(電子版)が報じた。
ISAAAは、GM作物の栽培は発展途上国に適しているとしている。昨年、GM作物の作付面積は発展途上国と先進国がほぼ肩を並べたが、今年は発展途上国の面積が先進国を抜く見込みだ。
農業農村開発省によると、ベトナムでは5年以上前からGMトウモロコシの試験栽培が実施されており、結果は良好だという。2020年までにトウモロコシ、綿花、大豆の作付面積の30~50%をGM種に転換することが計画されている。