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グエン・タン・ズン首相は4日、「2011~2020年期食品安全国家戦略および2030年までのビジョン」を承認した。生産から消費に至るまでの食品安全総合計画を2015年から実施し、2020年までに食品の安全に関する状況を全面的に改善することを目指す。6日付ベトナムプラスが報じた。
戦略は具体的な目標として、▽食品の生産・加工・販売に携わる人の食品安全に関する知識の普及率を2015年までに70%に引き上げること▽人口100万人以上の地方に試験所認定制度「ISO17025」の認定機関を設置し、食品安全管理システムの能力を強化すること▽急性食中毒の発生率を10万人当たり7人未満に引き下げること、など5つを挙げている。
戦略はまた、食品安全の確保は消費者の権利と国民の健康を保証することだとし、各レベルの地方政府に対し食品安全の指導を徹底するよう求めているほか、食品の生産や販売に携わる全ての人の義務だとしている。