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テト(旧正月)に向けて、メコンデルタ地方の農家では毎年、ユニークな果物の生産にチャレンジしている。これまでに生産した果物の中には、四角いスイカやひょうたん型のザボンなどがあり、これらは縁起物として、高値で取引されるため、各農家は、少しでも変わった形の果物を生産しようと、試行錯誤を繰り返している。24 日付ベトナムネットが報じた。
カントー市ビントゥイ郡在住のチャン・タイン・リエムさんは2005年、四角いスイカの生産に成功し、昨年には表面に「祝福」の漢字が浮かび上がった「金の延べ棒型」の黄色いスイカを生産した。リエムさんは今回のテトで、金の延べ棒型250 組を含む400 組のスイカを売り出す予定だ。
しかし、今年は天候不順により、思った通りの形にスイカが育つかどうか分からないという。それでも、今回のテトで売り出すスイカの価格は、金の延べ棒型が1組当たり450万ドン(約1万6483円)、四角いスイカは同200万ドン(約7326円)以上に設定するつもりだという。
また、ハウザン省チャウタイン郡フーフー村のナムロイ・ザボン・クラブのボー・チュン・タイン会長によると、今回のテトに向けて、表面に「祝福」の漢字が浮かび上がったひょうたん型のザボン4000 個を出荷する予定で、価格は1個当たり50万~70 万ドン(約1831~2546円)に設定するという。